構造組立初級4 6月19日コースが(6月25日までの平日5日間)開講しました。初級3から引き続き、2名の新入社員の方々に受講していただきました。本講座最終日には技能の最終確認試験があります。合格すると、機体メーカー3重工を含む航空機技能者認定委員会より、構造組立初級認定証が発行されます。全20日間、160時間にわたる「座学」と「実技」を習得すべく、最後まで頑張ってくださいね。初日の座学では、リーマー、ハイロックボルト、ナット、スクリュー、シーリング等を学びます。(6月19日)
2日目から実技が始まります。最初は、ケガキ、穴開けです。最終試験に向けた穴開け作業は講師のアドバイスの下、正確度の向上を目指すためにドリルの角度などをお互いに修正、かつゲージを使い穴の大きさの確認作業をされていました。(6月20日)
3日目は、穴開け、チェリー鋲取り付け・取り外し、カラー取り付け・取り外し、ナットプレート取り付けの練習をされました。ハンドスクイザーによるナットプレートの取り付けは、パンチの角度に注意しながら、基準どおりのカシメ頭になるまで強く握ります。カシメをノギスで計測します。カラーの取り外しは、部材にキズがつかないようにプライヤー式カラー取り外し工具を使用します。ピンとカラーの再使用は禁止です。(6月21日)
ハンマーを使用する作業は、気をつけないと部材に傷をつけてしまいますので、力加減の注意が必要です。
4日目は、研修開始から組立模擬練習が始まります。試験本番で迅速に作業ができるよう、本日中に不安を克服すべく頑張っていらっしゃいました。作業手順を再度確認しながらの作業でした。(6月22日)